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12月10日-03号

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  1. 三木市議会 2010-12-10
    12月10日-03号


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    平成22年第306回12月定例会市議会会議録第889号            第306回三木市議会定例会会議録(第3日)                平成22年12月10日(金曜)                午前10時0分   開 議            ───────────────────── △議事日程  平成22年12月10日(金曜)午前10時0分開議第1 会議録署名議員の指名第2 第71号議案 三木市住民基本台帳カード利用条例の一部を改正する条例の制定について第3 第72号議案 三木市立幼稚園設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について第4 第73号議案 三木市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について第5 第74号議案 三木市手数料条例の一部を改正する条例の制定について第6 第75号議案 三木市農業共済条例の一部を改正する条例の制定について第7 第76号議案 指定管理者の指定について第8 第77号議案 指定管理者の指定について第9 第78号議案 指定管理者の指定について第10 第79号議案 平成22年度三木市一般会計補正予算(第2号)第11 第80号議案 平成22年度三木市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)第12 第81号議案 平成22年度三木市介護保険特別会計補正予算(第2号)第13 第82号議案 平成22年度三木市農業共済事業特別会計補正予算(第1号)第14 第83号議案 平成22年度三木市水道事業会計補正予算(第1号)第15 第84号議案 平成22年度三木市下水道事業会計補正予算(第1号)            ───────────────────── △本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 第71号議案 三木市住民基本台帳カード利用条例の一部を改正する条例の制定について日程第3 第72号議案 三木市立幼稚園設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第4 第73号議案 三木市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第5 第74号議案 三木市手数料条例の一部を改正する条例の制定について日程第6 第75号議案 三木市農業共済条例の一部を改正する条例の制定について日程第7 第76号議案 指定管理者の指定について日程第8 第77号議案 指定管理者の指定について日程第9 第78号議案 指定管理者の指定について日程第10 第79号議案 平成22年度三木市一般会計補正予算(第2号)日程第11 第80号議案 平成22年度三木市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)日程第12 第81号議案 平成22年度三木市介護保険特別会計補正予算(第2号)日程第13 第82号議案 平成22年度三木市農業共済事業特別会計補正予算(第1号)日程第14 第83号議案 平成22年度三木市水道事業会計補正予算(第1号)日程第15 第84号議案 平成22年度三木市下水道事業会計補正予算(第1号)            ───────────────────── △出席議員(19名)    3番  内 藤 博 史           4番  中 尾 司 郎   5番  北 芝 政 文           6番  穂 積 豊 彦   7番  米 田 和 彦           8番  大 西 秀 樹   9番  茂 木 美知子           13番  立 石 豊 子   14番  武 田 篤 美           15番  西 山 利 幸   16番  西 山 博 文           18番  初 田   稔   19番  加岳井   茂           23番  廣 田 清 政   24番  生 友 正 章           25番  藤 本 幸 作   26番  大 眉   均           28番  安 居 圭 一   29番  永 尾 隆 保            ───────────────────── △欠席議員(1名)    27番  黒 嶋 妙 子            ───────────────────── △説明のため出席した者  市長       藪 本 吉 秀       理事       北 井 信一郎 理事兼防災監   井 上 茂 利       企画管理部長   椿 原 豊 勝 市民ふれあい部長 椿 原 博 和       健康福祉部長   森 田 淳 三 産業環境部長   増 田 純 一       まちづくり部長  長谷川 高 義 市民病院事務部長 藪 本 耕 一       会計管理者    近 藤 真 三 上下水道部長   橋 本 一 郎       消防長      高 谷 尚 志 教育委員会委員長 里 見 俊 實       教育長      松 本 明 紀 教育部長     篠 原 政 次            ───────────────────── △事務局職員出席者  事務局長     細 川   努       議会事務局次長兼議事係長                                 米 村   環               ──────◇◇────── △開議 ○議長(藤本幸作) これより本日の会議を開きます。               ──────◇◇────── △諸般の報告 ○議長(藤本幸作) 日程に入るに先立ち、諸般の報告を事務局長から御報告いたします。     〔事務局長細川努登壇〕 ◎事務局長(細川努) 御報告いたします。 現在の出席議員は19名であります。 次に、本日の議事日程表は既にお手元に配付いたしましたとおりでございます。 報告事項は以上でございます。               ──────◇◇────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(藤本幸作) これより日程に入ります。 日程の第1は、会議録署名議員の指名であります。 会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、議長から指名いたします。    3番  内 藤 博 史 議員    28番  安 居 圭 一 議員 以上、2名にお願いをいたします。               ──────◇◇────── △日程第2 第71号議案 三木市住民基本台帳カード利用条例の一部を改正する条例の制定について から 日程第15 第84号議案 平成22年度三木市下水道事業会計補正予算(第1号) まで ○議長(藤本幸作) 次に、日程第2、第71号議案、三木市住民基本台帳カード利用条例の一部を改正する条例の制定についてから日程第15、第84号議案、平成22年度三木市下水道事業会計補正予算(第1号)まで、以上14件を一括して議題といたします。 これより質疑並びに一般質問に入ります。 通告により順次発言を許します。 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。     〔9番茂木美知子議員登壇〕(拍手) ◆9番(茂木美知子議員) 皆様おはようございます。みんなのぎかい茂木美知子でございます。これより第306回定例会に当たり、質疑及び一般質問をさせていただきます。 きのうも御説明がありましたように、今回より一問一答の選択も可能となりましたので、2回目以降は一問一答で質問させていただきますので、御答弁よろしくお願いいたします。 まず最初に、質疑として一般会計予算中、まちづくりプランナー報酬180万円について、その内容の詳細について伺います。 報酬180万円はいつからいつまで何カ月分の報酬なのか、また、その契約の内容はどのようなものなのかについてお示しください。 また、7月よりプランナーとして来ていただいているとのことですが、報酬が今回の12月補正予算になったのはなぜなのかもあわせてお示しください。 公民館やふれあい交流館などで花づくりの講座などの講師もなさっていらっしゃるようですが、その謝礼は報酬に含んでいるのか、別のものなのかをお示しください。 次に、一般質問に移らせていただきます。 最初の質問は、三木市における発達障害者発達障害児への取り組みについてです。 2005年、発達障害者支援法が施行され、発達障害を持つ方への支援の必要性がクローズアップされてきました。それに伴い、支援の必要な子どもの数も増えてきたように思いますし、就労や進学や成人になってからの課題も見えてきました。三木市においても、子どもの発達に応じた支援の必要性が叫ばれ、保育や教育の現場でも特別支援の取り組みが始まってきています。しかし、発達障害への取り組みはまだ十分ではなく、市民への理解の啓発もまだまだであるように思います。今後さらなる支援の構築が望まれるところです。 そこで、お尋ねいたします。発達の必要と思われる子どもの数をどのように把握されているのかをお尋ねいたします。 2つ目として、三木市としては現在どのような支援の取り組みをされているのかお尋ねいたします。 乳幼児健診時、保育園、幼稚園、小学校、中学校、アフタースクールなどの現場において具体的にお示しください。 3つ目は、「あんしん相談窓口」の相談内容についてです。 発達障害に関してはどのような相談を受けていらっしゃるでしょうか。切れ目のない支援ということで期待を持って導入されたと思いますが、どのような相談傾向なのかをお示し願います。 また、本人、家族のニーズは把握されているのかをお伺いいたします。 3つ目、発達障害の支援は、まず都道府県が先行して進めてきておりますが、その後、市町単位でも独自の取り組みを行うところが増えてきております。具体的には、療育センターや放課後のデイサービス、総合的な支援を行う発達支援センターの設置がされてきております。三木市としては、このような支援の拠点についてどのようにお考えでしょうか。その展望についてお示しください。 次に、近隣の大学との取り組みについて、三木市とはどのような連携をなさっているのか、今度どのように考えていらっしゃるのかをお尋ねいたします。大学との連携についての三木市のお考えをお聞かせください。 一般質問2つ目は、図書館の活性化構想についてです。 私が議員になって継続して追い続けてきたテーマがこの図書館の問題です。それは図書館の施策のことにとどまらず、市民サービスとは何か、市民との協働とは何かを考えるバロメーターになると考えるからです。市民と教育委員会と職員が主体的に話し合いを重ねながらどのようなサービスを提供できるかを追求していく必要があると考えます。 そこで、お尋ねいたします。 1つ目、9月議会では11月にも活性化委員会を立ち上げるという御答弁でしたが、その進捗状況はいかがでしょうか。いつから開かれる予定なのかお示しください。 2つ目、市民アンケートに図書館の移転についての設問があり、移転先を答える設問までありました。その結果を受け、移転について現時点でどのような調査検討が進められているのかをお尋ねいたします。 市民アンケートに候補として挙げられた移転先は、事前に移転可能かどうかの調査や検討もないままに挙げられたということでしたが、その結論は出たのかどうかお示し願います。 もし、まだ結論が出ていないようでしたら、いつまでにその結論を出すのか、今後の調査検討の見通しについてお尋ねいたします。 さらに、移転先が難しい場合、将来新築という選択は考えていらっしゃるのでしょうかお尋ねいたします。 3つ目、指定管理者制度導入について伺います。 これも前回の質問のときに教育長さんから「改善会議の提言を踏まえて今後の図書館の運営を検討してまいりたい」というお答えをいただいております。改善会議の結果、指定管理者制度については結論が出なかったように思うのですが、教育委員会としてはその改善結果を受けて、現時点としてはどのようにお考えなのでしょうか、教育委員会の見解をお示しください。 4つ目、活性化構想タイムスケジュールをどう考えるかお尋ねいたします。 図書館の活性化構想は、21年度で終わっており、それからの方向性は出ておりません。歴史・文化の杜構想が一方ではある中で、図書館の活性化構想はどんなタイムスケジュールで持たれるのでしょうか。 3つ目の質問は、三木市教育センターについてです。 三木の教育センターは、教育機関の調査研修機関として、あるいは各種の相談事業の場所として大きな役割を果たしてこられたと認識しております。 そこで、お尋ねいたします。 1つ目、教育センターの主な事業内容や利用状況についてお示し願います。 2つ目、ここのセンターは教育センター事業だけではない相談業務も多く、相談室も多く備えていると思われますが、どのような相談が行われているのでしょうか。 3つ目、市民アンケートに図書館の移転先として教育センターが挙げられております。移転先の候補に挙げられる時点で、教育センターはどのようにされると考えられたのでしょうか。 4つ目、市民アンケートの結果を受けて、教育センターはどうなるのかと懸念する声があります。教育センターの存続についてどのようにお考えなのでしょうか。もし移転になるとすれば、教育センターの機能はそのままどこかへそっくり持っていくことができるのでしょうか。 以上で1回目の質問を終わります。2回目以上は自席にて質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。     〔企画管理部長椿原豊勝登壇〕 ◎企画管理部長(椿原豊勝) まちづくりプランナーについての御質問にお答えいたします。 まちづくりプランナーは、市民参加のまちづくりを進めるため、特別職の非常勤職員として本年7月から平成23年3月まで委嘱しており、報酬額は月額20万円となっております。 現在、これまでに培われた経験と取得した資格を生かし、花づくりリーダーの養成や三木鉄道線路跡地活用に関するアドバイス、住民の主体的なまちづくりを進めるためのまちづくりキーマンの養成などにかかわっていただいております。 次に、報酬につきましては、職員人件費の一部であることから、人件費の補正の時期に合わせこの度計上いたしました。 また、まちづくりプランナーは業務の一環として講座やセミナーにかかわっていただいており、本来の月額報酬以外に別途講師謝金などは支給しておりません。 以上、答弁といたします。     〔教育部長篠原政次登壇
    ◎教育部長(篠原政次) それでは、発達障害者発達障害児の三木市における取り組みの御質問についてお答えいたします。 まず、発達障害で支援が必要だと思われる子どもの数についてでございます。 今年度、三木市内幼稚園、小学校、中学校の通常学級での特別な支援が必要な子どもの数は、幼稚園で13名、小学校で234名、中学校で164名、合計411名という報告を受けてございます。これは全幼児・児童・生徒数の5.75%に当たります。このうち、いわゆる発達障害と言われる診断名のある子どもさんの数は、平成22年5月に実施した調査によりますと、幼稚園で5名、小学校で42名、中学校で32名、合計79名となってございます。 次に、どのような取り組みをしているかということについてでございますが、まず幼稚園におきましては、就園前健康診断時に医師とともに教師が園児の様子を観察したり、保護者から相談を受けたりしながら実態を把握いたしまして、入園後の支援につきまして検討しています。入園後は支援を必要といたします園児に対しまして特別支援介助教員が支援を行っております。 次に、小学校、中学校、特別支援学校におきましては、特別支援教育コーディネーターを中心に特別な支援が必要な児童・生徒の実態と教育的ニーズを把握いたしました上で、校内特別支援委員会で協議しまして、全教職員が情報を共有しながら、子どもたちの指導に当たっています。 また、今年度、小学校で19名、中学校で6名の特別支援教育指導補助員を配置いたしまして、支援が必要な児童・生徒の個々のニーズに応じました学習支援や生活支援を行っております。 さらに、別所小学校みなぎ台小学校に配置されております学校生活支援教員が自校だけでなく、他校の児童の相談活動を行いまして、障害克服のための訓練や学習支援を行っております。 また、アフタースクールにおきましては、入所申請受付時に保護者からお子様の様子をお聞きし、後日、保護者と面談いたしまして、就学前児童の生活状況について聞き取りを行っています。その結果、支援が必要な児童に対しましては、支援の必要度合いに応じまして加配指導員を配置して保育をいたしております。指導をいたしております。また、アフタースクール指導員には、障害を持つ児童への対応など、発達障害に係る研修を年2回行っております。さらに、個別に指導を必要とする場合は、アフタースクールの保育現場へ講師の派遣を行うなど、必要な対策を講じているところでございます。 次に、あんしん相談でございますが、あんしん相談あんしん教育コーディネーターが最初に相談を受ける仕組みとなっておりまして、その後、あんしん子育てコーディネーターあんしん生活コーディネーターと情報を共有し、連携して相談に当たるとともに、必要に応じまして関係各課も加わって相談者のニーズに応じた相談ができるように対応いたしております。 今年度は11月末現在で135件の相談がございました。相談件数135件のうち、就学を控えた幼児の相談が86件、学齢期の児童・生徒が36件でございまして、多くが教育にかかわる相談でございます。 最後に、近隣の大学との連携についてでございますが、現在、連携といたしましては、教育センターの相談業務の中で、専門医によります発達教育相談、これは神戸大学が専門医の方に来ていただいて発達教育相談をしていただいているわけでございます。 また、近隣の大学との連携としまして、関西国際大学ボランティア部の学生の方十数名に三木特別支援学校で休日開催されます「ふれあいフェスティバル」での用具の出し入れや学習発表会でのバザーの補助等を行ってもらっております。 連携の状況は以上でございますが、今後も連携につきましては御協力いただける大学等ございましたら、今後もそういった方向を検討していきたいというふうに考えております。 以上、お答えといたします。     〔健康福祉部長森田淳三登壇〕 ◎健康福祉部長(森田淳三) それでは、私のほうから健診時の取り組みについてお答えいたします。 市では1歳6カ月健診と3歳児健診での発達障害の早期発見に視点を置いて問診項目を工夫し、また、健診時に臨床心理士を配置し、相談体制を充実させています。 健診では保護者に子どもの生活の様子を聞き取る過程で、発達上の問題を確認しています。具体的には、言葉の遅れが明確でない広汎性発達障害は、健診では発見されにくく、年齢的なものや集団に入らないと問題が明らかにならない場合があります。しかし、保護者は我が子を他の子と違うと感じていたり、子育てしにくさを感じていることも多くあります。そのため、健診では保護者の思いを十分にお聞きし、こうした日常生活での気づきを引き出して相談に当たっております。 健診での早期発見とともに、発見した子どもと保護者をどのように支援していくか、その受け皿として健康増進課では発達相談を実施しております。集団の発達相談を年12回、個別の発達相談を年間約50回行っております。発達相談は精神科医の医師、臨床心理士言語聴覚士、保育士、保健師等が行っております。 次に、三木市のこれからの取り組みの展望についてでございます。 三木市における今後の取り組みですが、現在、市の関係課や学校、県、医師会の御協力を得て保健・福祉・教育、そして医療とが一体となった三木市療育連絡会を設置し、活動しております。また、小さい子どもから大人までライフステージをつなぐ3人のコーディネーターによるあんしん相談において支援を続けております。今後もこの連絡会や3コーディネーターによるあんしん相談を継続させるとともに、乳幼児健診や子育て、学校教育等それぞれの専門的分野において連携し、障害をお持ちの皆様に切れ目のない支援を続けてまいりたいと考えております。 以上でお答えといたします。     〔市民ふれあい部長椿原博和登壇〕 ◎市民ふれあい部長(椿原博和) それでは、三木市における取り組みのうち、保育園、子育て支援についてお答えをいたします。 市内の保育所におきましては、発達障害に限らず、支援の必要な子どもさんを積極的に受け入れるとともに、集団保育の中でその子どもさんに応じた成長の支援を行うために保育士を充実するなど、手当てを講じているところでございます。 また、家庭児童相談員が保育園を訪問して直接その子どもと接することによる相談業務も実施をしております。 一方、保護者に対しましては、安心して子育てをしていただけることを目的に、子どもの発達を理解したり、かかわり方を習得できるように乳幼児健診、育児相談の事後、フォローを行っています。さらに、必要に応じて言語聴覚士による個別相談、心理士による助言指導、理学療法士による訓練を実施しているところでございます。 以上、お答えとします。     〔教育長松本明紀登壇〕 ◎教育長(松本明紀) 私からは、まず図書館の活性化構想に係る一連の質問にお答えをいたします。 立ち上げについてでございますが、図書館活性化構想につきましては、9月の市議会本会議におきまして、11月に第2次図書館活性化構想検討委員会を立ち上げるというお答えをし、その後委員会を立ち上げるべく準備を進めてまいりました。しかしながら、国の文化財指定の申請に必要な地権者の同意を得る作業が思うようにはかどっておらず、その進捗状況を見ながら開催すべきであると判断したために、委員会の開催は遅れている状況であります。 続いて、どのような調査検討が進められているのかということでございますけれども、図書館の移転に関する調査検討につきましては、第2次図書館活性化構想検討委員会の中で本格的に行っていくこととなります。 なお、図書館を新築する計画はございません。 続いて、指定管理者制度の導入についての質問でございますが、事業改善会議の結果を受けまして、今後配送業務等の部分的な委託は検討いたしますが、指定管理者制度については導入する考えはございません。 続いて、タイムスケジュールの御質問ですが、今後はできるだけ早く第2次三木市立図書館活性化構想検討委員会を設置しまして、移転のことも含めまして、来年5月末をめどに構想案を作成したいというふうに考えております。 続きまして、三木市立教育センターの一連の質問にお答えをいたします。 まず、事業内容、現在の利用状況、あわせて相談業務のこともあわせてお答えをいたします。 教育センター児童センターの施設の中には、教育センター青少年センター児童センター子育て支援課男女共同参画センターの各部署がございます。教育センターの事業といたしましては、教職員の研修事業、相談事業、学校・園のコンピューターの管理事業、それから適応教室の運営、貸館事業等を行っております。 10月末現在の利用状況につきましては、研修事業が885人、相談事業が1,823人、貸館事業が2万1,236人をはじめ計2万4,805人となっております。 青少年センターは、街頭補導や白ポスト点検業務等青少年健全育成事業、人の目の垣根隊の事務局を行っております。 子育て支援課は、家庭児童相談事業育児支援家庭訪問事業児童センター事業等を行っております。 10月末現在の利用状況につきましては、相談事業が1,611人、児童センター利用者が1万4,970人となっております。 男女共同参画センターは、男女共同参画セミナーや各種講座、相談等の男女共同参画事業を行っております。 10月末現在の利用状況につきましては、1,115人となっております。 続いて、市民アンケートのお尋ねでございます。市民アンケートで図書館の移転先を尋ねたことにつきましては、従来から三木市立図書館が入る道が狭い、わかりにく、駐車場が少ないという市民からの声がありましたので、それらを満たす庁舎周辺の施設を挙げたまででございます。 現時点で教育センター存続についてどのように考えているかという質問につきましては、私ども教育センターが持っている研修機能や相談機能、教育用ネットワーク管理機能、適応教室等は周辺他市にまさるもので、三木市の児童・生徒に対する教育の質を高める上で重要な役割を果たしてきたと考えております。 また、今後ますます多くの教育課題に対応していくためにも、教育センターの機能については必要と考えております。 以上、答弁といたします。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) 御答弁ありがとうございました。自席より2回目の質問をさせていただきます。 まず最初に、まちづくりプランナーについて企画管理部長にお伺いいたします。 まちづくりプランナーの方の概要については御説明いただきましたので、その中でまちづくりキーマンの養成などにかかわっていらっしゃるというような御答弁がございましたが、具体的にはどのようなことをなさっていらっしゃるのでしょうか、そのあたりをお伺いします。 また、公民館のほうにずうっと回られて地域の実情等々をヒアリングなさったというようなこともお伺いしておりますので、それを生かしてどのようなまちづくりキーマンの養成ということを考えていらっしゃるのか、そのあたりをお伺いいたします。     〔企画管理部長椿原豊勝登壇〕 ◎企画管理部長(椿原豊勝) まず、まちづくりキーマンの養成についての御質問にお答えいたします。 まず、まちづくりというのは人おこし、人づくりということから成り立っているというふうにプランナーはお考えであります。したがいまして、住民の主体的なまちづくりを進めていくためにまちづくりキーマン養成ということで、本年12月から実施予定としております。 講師としましては、東京農工大学の大学院の客員教授の方を予定しておりますが、まちづくりプランナーの広い人脈ということから当該講師を要請しております。 また、公民館につきましては、まずこの7月に委嘱後、それぞれ公民館であるとか市内の現場を回っていただいております。その中でどのような三木市の課題があるのか、今後どのようにまちづくりを進めていくのかということを市民の皆様、それから職員とともに考えて今後取り組んでいくというふうなことを考えております。 このようなことから、職員や市民の皆様やさまざまな団体との連携をコーディネートしていくために特別職として委嘱しております。また、現在その役割を担っていただいております。 以上、答弁といたします。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) ありがとうございます。まちづくりキーマンまちづくりは人おこしというようなお考えでということは本当は共感するものでございます。そのまちづくりキーマンという方々というのは、12月から実施なさるということですが、もうそういうキーマンを養成するという、そのキーマンになるべくという方たちはもう決まっていらっしゃるのでしょうか。決まっていらっしゃるとしたらどのような方々なのか、公募なのか、そのあたりをお伺いしたいと思うんです。     〔市民ふれあい部長椿原博和登壇〕 ◎市民ふれあい部長(椿原博和) キーマン養成講座の関係でございますので、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 第1回目を12月4日に開催をしております。出席をいただきますのは、公募によって受講したいというお申し出のあった方、またそれぞれ地域で現実にまちづくりの支援にかかわっていらっしゃる方等々合せまして、当日の参加者は約50名でございました。 講師は先程ありましたように、東京農大の福井教授に来年度も含めて講師として継続的にお願いをしようと、そういうふうにしております。その方々が養成を受けた後に、それぞれの地域でまさにキーマンとしてまちづくりに携わっていただけるように頑張って講座を続けていただくようにお願いをしております。 以上でございます。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) キーマン養成講座のことはわかりました。人おこしというところで、キーマン養成講座をなさっているということでしたけれども、その中で市民と一緒に、あるいは市民主体ということでいろんな関係のところと連携しながらというようなお答えもあったと思うんですが、今回の広報みきにもありましたように、NPO、ボランティア等々の活性化ということがまちづくりにつながるというような特集記事がございました。その中で市民活動センターがその拠点としてというようなことがありましたけれども、市民活動センターとこのキーマン、あるいはまちづくりプランナーさんとの連携というのは図られていらっしゃるのでしょうか。     〔市民ふれあい部長椿原博和登壇〕 ◎市民ふれあい部長(椿原博和) 市民活動センターとプランナーとの連携という御質問でございますが、市民活動センターといいますのは、やはり三木市のボランティアが集い、そこで活動の拠点としております。今三木市では公民館をそれぞれの地域の活動拠点としてまちづくりの総合的なそういう施設と位置づけております。そういったことから、特に全体的なセンターとしての位置づけはありますが、それぞれの地域で活動する拠点としては公民館というふうに位置づけております。したがいまして、プランナーと施設がともにそのまちづくりについて活動していく拠点としては、全体三木市の公民館及び活動支援センターであるというふうに認識をいたしております。 以上です。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) ありがとうございます。まちづくりというのは、とても大きな概念でございまして、本当に日々努力されていらっしゃるということで、これから期待されているところでございますけれども、その中でやはり市民の方たちにより見える形で御活躍いただきたいというふうに思うもんですから、今現在まちづくりプランナーという方はどこの部署というんですか、そこを拠点に活動なさっているのでしょうか。なかなか私どももお会いするというか、接点を持つというのは、講座に行かれた方はあるのかもしれませんが、ないもんですから、その辺はどこを拠点というか、この庁内の中ではどこを拠点としていらっしゃるのでしょうか。     〔企画管理部長椿原豊勝登壇〕 ◎企画管理部長(椿原豊勝) プランナーの所属ということの御質問にお答えいたします。 まちづくり全般についてアドバイスをいただいておりますことから、決まった所属というものはございませんが、まちづくりプランナーにはまちづくりプランナー担当として職員2名を配置しております。そのような中から花の拠点づくり、花の基地であるとか、人、花、まち、ビューティーセミナーであるとか、花のあるまちづくり講座等の事業に従事していただいているところでございます。 以上、答弁といたします。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) まちづくりプランナーについては、最後の質問をさせていただきます。 職員を2名配置なさったということで、特定のところに所属なさらないというようなことでございましたけれども、市民とのかかわりとしては、どこに行けばまちづくりプランナーさんとお会いできる、そういうことにはなっていないんでしょうか。より市民の中に入ってですとか、あるいは市民とともにというようなことがございますので、まちづくりプランナーさんと接触を持つというか、各NPOなりボランティアなり、そういう方たちが接触を持ったり、あるいは一緒に何か物をやっていくというようなときはどのような形で進めさせていただいたらよろしいでしょうか。     〔市長藪本吉秀登壇〕 ◎市長(藪本吉秀) 市民プランナーにつきまして、るるお問い合わせをいただきましてありがとうございます。市民プランナーのお考えは、私どもの考えとまさしく同じでございまして、先程部長からるる答弁させていただいておりますが、まちづくりというものは人づくりであると、人づくりということの中で定まった所属というものを持たずに、市民の現場の中に入っていく中で、そのまちおこしをやっていこうと、そのようなことの中で、御自身の幅広いネットワークとともに、そしてまた三木市を学んでいただく期間というものもあろうかと思います。まだ採用してから半年もたたない、そのような状況の中でございます。長い目で見ていただきたい面もございますし、まちおこしには、10年のスパンで物事を考えていかなければならない。茂木議員のように、すぐに芽が出るような感じでの矢継ぎ早の御質問には、私ども面食らっているところでございますけれども、いつでも私どものプランナーは市民の中に出向いていく中で、まちおこしをやっていこうという思いで励んでいただいておりますので、そういった温かい広い目で見ていただきたい、このように存じ上げます。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) 先程最後と申し上げましたけれども、私としてはちょっと心外な御答弁をいただきましたので、再度発言させていただきます。 ◎市長(藪本吉秀) 最後だと言われたんじゃないんですか。 ◆9番(茂木美知子議員) いや。 ◆6番(穂積豊彦議員) 言い方がまずいから。 ○議長(藤本幸作) どうぞ質問を続けてください。 ◆9番(茂木美知子議員) はい。まちづくり……。 ◎市長(藪本吉秀) 何で言い方が悪いんですか。何で穂積議員からそんなん言われにゃいけないんですか。 ◆6番(穂積豊彦議員) あのね、そういうんじゃなくて。 ○議長(藤本幸作) 質問中ですので、私語は慎んでください。 ◆9番(茂木美知子議員) 質問させていただきます。 ◎市長(藪本吉秀) それは、あなたが質問してくださいよ。あなたが言われるからでしょう。 ○議長(藤本幸作) どうぞ。 ◆9番(茂木美知子議員) 質問させていただきます。 私は何もこのプランナーの方が早く結論を出せとか、仕事の仕方がどうかということを申し上げているのではございません。住民主体のまちづくり、人おこしのまちづくりをするために市民もどういう形で参加できるのかということを伺いたいというふうに思っただけでございます。 質問したいのは、10年というようなことを今市長さんがおっしゃったものですから、このプランナーの方に継続してどのような長期的にプランナーとして御依頼なさろうとしているのか、そのあたりをお伺いしたいと思います。     〔市長藪本吉秀登壇〕 ◎市長(藪本吉秀) 先程お答えさせていただいたとおりでございます。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) 長期でまちづくりを考えていっていただくということですので、今後期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたしたいと思います。 次の質問に移らせていただきます。 発達障害のお取り組みについて詳しく御説明いただきましてありがとうございます。その中で、療育連絡会というような御説明がございました。今後、この療育連絡会というような組織が大事になってくると思うんですが、その中に発達障害の家族会というような当事者の方々は入っているのでしょうか、そのあたりをまずお伺いしたいと思います。     〔健康福祉部長森田淳三登壇〕 ◎健康福祉部長(森田淳三) 療育連絡会の構成についての御質問でございます。 療育連絡会は、医師会、歯科医師会、県の関係の中央子ども家庭センター、のじぎく特別支援学校、保育協会あるいは特別支援学校、特別支援教育研修部会、三木市教育委員会、あと市の関係各課、社会福祉協議会という構成になっております。だから、家族会は入っておりません。 以上です。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) ありがとうございます。療育ということを、療育なさる側というような受けとめ方、という方たちの構成メンバーというふうに思いますけれども、発達障害に限らず、その当事者、療育を受ける側の方たちのそういう連絡会への参加というのは、発達障害に限りませんが、お考えはないのでしょうか、そのあたりをお伺いしたいと思います。     〔健康福祉部長森田淳三登壇〕 ◎健康福祉部長(森田淳三) 今の療育連絡会の中においては、当事者の方々は今現在は参加していただいておりませんが、そういう要望、声がございましたら、検討をしてまいりたいと考えております。 以上でお答えとさせていただきます。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) ありがとうございます。療育を受ける、受けるか受けないか困っているというような家族の方の声もお聞きしておりますので、ぜひ御検討をお願いしたいなあというふうに思っております。 この発達障害の今回質問させていただきましたが、本当にタイムリーであったと思っております。折しも12月3日、国会において改正障害者自立支援法の一部を改正する法律案が成立いたしました。その中で、この改正案については賛否いろいろな御意見はある中で、発達障害の方への支援、あるいは発達障害をきちんと対象となるということを明確化するというようなことで、この改正案が発達障害に対する支援というところがとても大きな柱になっております。その中で先程発達支援センター、あるいは療育センター等々の御質問をさせていただきましたけれども、健康福祉部長さんにお伺いしたいんですが、そのあたりで健康福祉部として、三木市としてはそういう拠点、発達支援センターですとか、そういうことについてはどのようにお考えでしょうか。     〔健康福祉部長森田淳三登壇〕 ◎健康福祉部長(森田淳三) 発達支援センター療育センターの設置についての御質問でございます。先程も冒頭のお答え、答弁でさせていただきましたが、現在、今の療育の連絡会、あるいはあんしん相談、あるいは乳幼児健診や子育て、学校教育等、それぞれ専門的分野において連携し、相談業務をいたしております。そうした既存の相談機能を活用して今後とも支援してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) 三木市としては、現在のところは今の状況でそれぞれの相談、あるいは支援という形で考えていらっしゃるというような御答弁でございましたけれども、4年前から実は家族会のほうから署名運動がございまして、発達支援センターについての署名活動をなさっておられます。将来的に教育センター等に発達支援センターの機能を設けていただきたいというような署名活動もなさっております。 今、自立支援法の一部を改正する法律が通り、発達障害の支援というのがトータルで考えなければならないというところに来てるのではないかなあというふうに思いますので、今後この改正案に基づいてぜひそのような支援センター、トータルな支援ができるところというのを、これは要望ではございますが、検討していただきたいというふうに思っております。 さらに、改正に伴って具体的な検討をお願いしたいというふうに思っております。 次の質問に移らせていただきます。 図書館の活性化構想委員会についてお伺いいたします。 図書館の活性化構想委員会は、歴史・美術の杜構想のほうが遅れているので開催が遅れているというような御答弁でございましたけれども、私は図書館の活性化構想というのが21年度で終わっておりまして、移転ということだけではないというふうに思っております。それについて歴史、美術の杜というその推移を見ないと開けないものなのかどうか、そのあたりを再度お伺いしたいと思います。     〔教育長松本明紀登壇〕 ◎教育長(松本明紀) 実は今回第2次図書館活性化構想委員会をしましたのは、今も申しましたように、現在の三木市立図書館が入る道が狭い等の課題がありまして、大きな活性化構想の要素になるわけです。一方、歴史・美術の杜構想との関連が強いものですから、歴史・美術の杜構想にも影響を与える付城の地権者の同意の状況を見て開催しなければ議論が進まないというふうに考えておりますので、いまだ開催をしておりません。 以上でございます。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) 私は図書館の活性化というのが交通アクセスというあたり、道が狭いというような、もちろんそういう条件のことはございますけれども、それ以外の中身の充実というようなことが第一義的に考えるべきであろうと私は思っております。そういう中で見解が違うということで、なかなか待って開かれるということでございますので、再度確認いたしますが、それでは活性化委員会はその文化財の指定ということが決まらないと開かないというようなことでよろしいんでしょうか。     〔教育長松本明紀登壇〕 ◎教育長(松本明紀) 文化財の指定を国に申請するためには、とりわけ付城の地権者の同意がある程度必要になります。これはある程度そろった段階で県当局とも相談しながら国ともすり合わせをしながら申請するわけで、申請した時点じゃなくても、ある程度めどがつけば、歴史・美術の杜の構想委員会を開催します。これと図書館の活性化構想委員会は連動するものであると考えてますので、歴史・美術の杜構想等の進捗状況もあわせながら検討をしていくという答えでございます。 一方、当然中のソフトのほうについても、私は重要でないとは全然考えておりません。これは事務局、図書館で鋭意日々努力してソフトの充実も図っているところでございます。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) めどが立ち次第というようなことでございましたので、その経緯を今見させていただいて、また活性化委員会をぜひ早急に開いていただきたいと思います。 その中で、先程の御答弁で活性化委員会の中で移転、移転先というのも検討するというようなことでございましたけれども、その事前の調査研究、調査ですね、その移転先についての調査検討というのは、その活性化委員会の中でということではなく、事前に進めていくべきだと考えますが、そのあたりはいかがでしょうか。     〔教育長松本明紀登壇〕 ◎教育長(松本明紀) 当然、活性化委員会には事務局も資料を提供する必要がありますので、事前というか、並行して進めてまいりたいと考えております。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) 市民アンケートにも候補先というふうに挙げられ、実際に挙げられておりますけれども、そのあたりの具体的な検討というのはなさっていらっしゃるのでしょうか。移転可能というようなことなのでしょうか。そのあたりを伺いたいと思います。     〔教育長松本明紀登壇〕 ◎教育長(松本明紀) 先程お答えしたとおり、今後検討を進めてまいりますということでございます。 以上でございます。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) 今後検討を進めてまいりますというような御答弁でございましたけれども、委員会等々でも、2つの委員会でも御質問させていただいて、その中で11月あるいは12月めどでその検討調査をさせていただきますというような御答弁があったように思うんですが、今進めていらっしゃるということなんでしょうか。     〔教育長松本明紀登壇〕 ◎教育長(松本明紀) 先程もお答えしましたように、今教育委員会事務局としましては、地権者の同意を得ることに各地域へ出かけまして説明会を催しながら作業を進めているところでございますので、進捗状況が遅れているということでございます。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) 地権者のほうが遅れているというのは、御説明いただきましたけれども、それと候補移転先としての調査検討というのは別のことであるというふうに理解しておりますけれども、それは並行してできないんでしょうか。     〔教育長松本明紀登壇〕 ◎教育長(松本明紀) あくまでも、歴史・美術の杜をどうするか、また図書館の移転をどうするかにつきましては、市民アンケートもとったわけでございますが、それぞれの構想委員会の中で議論をしていただきますので、今はそのような検討をしている状況じゃないということでございます。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) まず、候補に挙がった建物が図書館の移転先として可能かどうかというのを調査するのは、むしろ事前にすべきだと私は考えております。それが活性化構想委員会、あるいは検討委員会の中で、どうなのかこうなのかという論議の中で調査検討を進めるということではなくて、それが可能かどうか、あるいは移転するのにどれだけの経費がかかるかというのは、事前に進めていくべきものであるというふうに思いますが、再度いかがでしょうか。     〔教育長松本明紀登壇〕 ◎教育長(松本明紀) 茂木議員が言われる事前という意味は理解できます。当然構想委員会が始まってから、ああそうですかというて始めるべきものじゃないとは思いますが、その作業については今後行ってまいりたいと、そのような答弁でございます。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) 私は最初から事前の検討ということを申し上げているわけです。構想委員会あるいは検討委員会に出すものとして、それを事前にしない、あるいは遅らせるという理由は何もないというふうに思うのです。といいますのは、次に関連した教育センターを移転先という候補に挙げられている。そういう中で教育センターが先程御説明にもありましたように、本当に重要な役割を担っていらっしゃる。そういう中で歴史の杜構想が遅れているからどうなるんだろうというような状況に置かれているというのは、教育センターにとってもとてもいい状態ではないというふうに私は考えております。教育センターの役割というのが重要なだけに、本当に図書館の移転というのが可能かどうかぐらいの事前の調査は早急にすべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。     〔教育長松本明紀登壇〕 ◎教育長(松本明紀) 私ども今まで教育センターを移転先と申し上げたことはございません。教育センターは今まで、先程も答弁したように、いろんな使命を帯びて成果もありました。一つの移転先の候補の一つとして考えているという状況でございます。 ◆9番(茂木美知子議員) 議長、9番。 ○議長(藤本幸作) 9番、茂木美知子議員。 ◆9番(茂木美知子議員) 話が平行線になってしまうようですので、この辺でやめますけれども、私の意見を言わせていただいて最後にしたいと思います。 この歴史・文化の杜、図書館、教育センターという3つの重要な事業の中で、どのようにしていくかというのは、事前に調査検討して、本当にそれが可能なことかどうかということを検討するというのは、非常に重要なことであるというふうに思っています。それぞれ3つが重要だからです。そういう中で、なかなかそれ終わってからとか、そのうちとかっていう形で時が過ぎるというのは、それぞれの場所、それぞれの機能が現在も今一生懸命なさっている中なわけです。その移転先があくまでも候補と言われましたけれども、それが例えば空きビルであったり、あいている会館ということではないわけです。そういう中で、そういう候補、あくまでも候補とおっしゃいますけれども、そういう中で移転というようなことがあるかもしれない、あるいは歴史・文化の杜では、もう移転のための案、あくまでも案ではありますけれども、次年度に実施設計の予算が案として出て、建てるというような計画が出てるという状況の中で、本当にこの移転の計画というのは、本当にしっかり考えられているものなのだろうかなあという、甚だ疑問に思います。それが図書館の活性化、あるいは教育センターの発展につながるというふうには私は思えないんです。私は何も図書館の移転、教育センターの移転に反対、何が何でも反対しているわけでございません。図書館あるいは教育センターの機能が充実するということでしたら、大いに賛成でございます。しかし、歴史・文化の杜ありきでそれが移転という形で簡単に候補として挙げられるということに対して異議を申し立てたいと思っております。今後、慎重に御検討をいただきたいというふうに思います。 以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(藤本幸作) 次に、8番、大西秀樹議員。 ◆8番(大西秀樹議員) 議長、8番。 ○議長(藤本幸作) 8番、大西秀樹議員。     〔8番大西秀樹議員登壇〕(拍手) ◆8番(大西秀樹議員) みんなのぎかいの大西秀樹でございます。第306回三木市議会定例会に当たり、三木市民の皆様から寄せられました声を代弁しまして、みんなのぎかいを代表し、通告に基づき一般質問をさせていただきます。 まず初めに、広報みき12月号に掲載されました事業改善会議の結果と市の対応についてお伺いいたします。 8月から10月まで20事業について市民改善人をはじめコーディネーター、学識経験者などが計5回にわたり議論を重ねた改善が行われました。進行方法や手法などは第1回目ですので、改善の余地があるように思いますので、今後、精査して一段と進化したものにしていただきたいと思います。 そこでまず初めに、改善会議に対する市の対応についてお聞きします。 改善効果額の収入アップとして、ふるさと納税については1,200万円のアップとされています。一方、2008年は250万円だったのが2009年度の市への寄附額は約80万円です。それをどのような手法を用いてふるさと三木市を応援していただき、収入として1,200万円が可能になるのか、算出された根拠をお伺いいたします。 次に、母子父子市民福祉年金の給付の廃止についてお伺いいたします。 昨年296回定例会で質問させていただきました中に、母子市民福祉年金に父子が追加されたことに対して、社会保障の向上に寄与したと発言させていただきました。今回の改善会議では賛否が分かれ、結論が出ませんでした。市の方針で廃止とした理由は、国の子育て支援策が充実したためとされています。国の政策に合わせるだけでなく、三木市独自の特色ある政策の継続も必要ではないかと思います。また、出産祝い金の廃止についても同じことが言えようかと思います。 そこで、お伺いいたします。母子父子市民福祉年金の給付及び出産祝い金を廃止と考えず、三木市独自の政策として継続することは考えていないのかお伺いいたします。 2番目は、神戸電鉄粟生線の活性化についてですが、同僚議員からの質問もあり、技監からの答弁もありましたので、ここは割愛させていただきます。 3番目は、三木市歴史・美術の杜の進捗状況についてお伺いします。 前回の本会議でも多数の議員より質問がありました。前回委員会で配付された資料に、方向性と課題として、図書館の移転先の検討や現施設の移転または撤去の検討などが挙げられ、また先の9月議会での答弁でも全庁的な取り組みとして取り組んでいるとの御説明もいただきました。また、6月の庁内会議の資料も拝見させていただきました。 そこで、お伺いいたします。 1点目は、地元地権者の同意の状況及び国への提出の状況をお伺いいたします。 2点目は、検討委員会の進捗状況についてお伺いいたします。 3点目は、全庁的な取り組みとして、現在どのように取り組まれているのかお伺いいたします。 4番目は、景観形成地区指定についてお聞きします。 平成18年に県から景観形成地区指定に向けた基礎調査が行われ、19年9月中旬に県から建物現況調査結果の報告を受けられたと思います。この時点での当時の技監の答弁では、景観形成地区として指定する方向ではなく、まず地域住民の方が美しい景観づくりや保全のためのルールづくりが必要であると考えています。その前段として、三木城下町まちづくり協議会で主に街道筋の地権者を対象にアンケート調査をされるように聞いています。市といたしましては、そのアンケート調査結果を踏まえ、今後地元住民の方々と一緒に検討していきたいと答弁されています。 また、先日の同僚議員に対する答弁でもありましたように、三木の歴史・文化を引き継いだふるさとの誇りと愛着づくりとして環境に優しいまちづくり及び市民によるまちづくりの推進に取り組むや、文化庁から採択を受けた地域伝統文化総合活性化事業を実施するための補正として予算も上げられ、三木市の歴史を市内外に発信し、観光のまちづくりを進めていくものと答弁されました。先の状況から、積極的な景観形成に向けた動きが期待されます。また、貴重な歴史や文化を育んだ景観は一朝一夕にしてならず、多くの人々の交流や連綿と続いてきた歴史があってこそであることは言うに及びません。刻一刻と迫る美しい町並みがなくなっていくのは忍びがたいものであります。私もまちづくりの一環として、景観建築物の改修や修景に多くの市民の方とかかわりを持ちながら活動を行っていますが、やはり市民活動の限界が見えてきます。ここはやはり市民と行政とが協働で景観形成について取り組み、美しい町並みが崩れる前に、そして手遅れにならないように手を打つ必要があるのではないでしょうか。 そこで、2点お聞きします。 景観形成地区指定について、1点目は、景観形成地区に係る基礎調査の後、地元との調整や検討の現状についてお伺いいたします。 2点目は、中心市街地の町並みや文化の保全についてのビジョンをお伺いいたします。 これで初めの質問を終わらせていただきます。次からは自席より質問させていただきます。 以上です。     〔理事北井信一郎登壇〕 ◎理事(北井信一郎) それでは、事業改善会議に対する市の対応についての御質問にお答えを申し上げます。 まず、ふるさと納税の関係でございますが、昨日、内藤議員にお答えしたとおり、市としては実質効果額約1,200万円を見込んでおります。その内容でございますが、議員もよく御存じのように、これは5,000円を一応控除金額から除いて、その残りを控除をするということでございまして、大体所得税の1割を控除するというような制度でございます。したがいまして、その5,000円の分を三木市の特産品を送ることによりまして、5,000円程度のものですね、多くの方にふるさと納税、ふるさとを大事にしていただく心の中で、ふるさと納税をしていただけるものというふうに考えております。大体300名から500名ぐらいを想定をしたものでございます。 次に、母子父子市民福祉年金につきましては、母子家庭、父子家庭の経済的支援を行うことを目的として市独自の施策として実施をしているものでございます。 本年8月から児童扶養手当が母子家庭だけではなく、父子家庭にも拡充されるなど、国の子育て支援策が拡充されており、廃止するべきであると市としては考えております。 また、出産祝い金につきましては、国において3歳児未満の子ども手当を月額2万円に引き上げる検討がなされております。国のほうでも決定をそろそろもうされるように聞いております。 国の子育て支援策がこのように充実をしていることから廃止をしたいと考えているものでございます。 以上、お答えといたします。     〔教育部長篠原政次登壇〕 ◎教育部長(篠原政次) 歴史・美術の杜の進捗状況についての御質問にお答えいたします。 歴史・美術の杜の進捗状況についての文化財指定の現状についての御質問に、まずお答えいたします。 三木城跡及び付城群につきましては、現在対象となります地元地権者を対象に説明会を実施しております。また、国有林に該当する遺跡におきましては、兵庫森林管理署との協議を行っているところでございます。 地権者の方々につきましては、一部同意をいただいている土地もございますが、多くは現在同意をいただくために交渉中でございます。 今後、県や国との協議も踏まえながら、おおむねの地権者の方の同意をいただけました段階で申請をいたしたいというふうに考えております。 次に、歴史・美術の杜の進捗状況についての検討委員会の進捗状況でございますが、先程申し上げましたように、地権者の方々に同意をいただく作業が思うようにはかどっていない状況がありまして、時間を要しているため、現在のところ開催できておりません。今後、地権者の方々の同意をいただくことに努力いたしまして、来年早々に検討委員会が開催できるように進めていきたいというふうに考えてございます。 全庁的な取り組みでございますが、庁内会議後には産業環境部や市民ふれあい部、まちづくり部などの関係部課が集まりまして、素案の修正を行いまして、9月の総務文教常任委員会に提示させていただいたところでございます。さらに、今後、構想検討委員会におきまして出されました意見や提言について関係部課と連携し、調整や協議を行いまして、構想案の取りまとめに取り組んでいきたいというふうに考えております。 以上、お答えとさせていただきます。     〔まちづくり部長長谷川高義登壇〕 ◎まちづくり部長(長谷川高義) 私のほうからは、景観形成地区指定についての御質問のうち、景観形成地区に係る基礎調査後の地元との調整や検討の状況についてのお尋ねにお答えをいたします。 議員御存じのとおり、景観形成地区に係る事前の基礎調査につきましては、平成18年度県において福井地区、本町地区、大手、大塚町、東条町において建物の現況調査を行っております。市はその建物の現況調査結果に基づき平成19年9月に三木城下町まちづくり協議会に説明をさせていただき、その後、地元との調整や検討を一緒に重ねてまいりました。その後、まちづくり協議会の中で協議をされ、平成20年9月に景観形成地区の指定をするのではなく、景観づくりや景観を保全するための住民ルールとして、まちづくり協議会が三木歴史街道まち並み景観ガイドラインを作成をされています。市としましては、まちづくり協議会や住民の皆様の御意見を最大限尊重したまちづくりが大事であるというふうに考えておりますことから、市の窓口におきましては、建築確認の問い合わせや申請の際に景観ガイドラインを配付するなど、歴史的景観に配慮した建築計画となるよう申請者の皆様にお願いをしております。 今後につきましても、まちづくり協議会並びに地元住民の皆様の御意見をお聞きしながら、景観づくり、まちづくり全般について取り組んでまいります。 以上で御答弁とさせていただきます。     〔市長藪本吉秀登壇〕 ◎市長(藪本吉秀) 私のほうからは、議員お問い合わせの中で、中心市街地のまち並みや文化の保全についてのビジョンについてお答えをさせていただきます。 まずその前に、多くの市民の皆様方がこの三木の中心市街地の街道筋に沿った昔からの町並みの保全に向けて御尽力賜っておりますことに厚く御礼を申し上げる次第でございます。 先程まちづくり部長のほうからもお答えさせていただいたとおりでございますが、議員が御指摘されておりますように、片やにおいてこの古くから伝わる町並みというものを後世に伝えていかなければならないという必要性と、あわせてそれを行っていくためには、例えば強制力のあるような条例等を整備していくということによって、個人の財産権等への制限を、一定の制限を加えていく、こういうことの両方をにらむ中での今後の町並みの保全が考えられるところでございます。 そのような中では、先程長谷川部長が答弁いたしましたとおり、私どもいたしましては三木城下町まちづくり協議会とも協議させていただく中で、いわゆる景観形成地区指定という形まではいくものではなくて、住民の皆様方の紳士協定的な自主的な保存に向けてのルールということ、こういったことを皆さんで自主的に守って進めていこうと、こういったすばらしい方針を私どももちろん尊重させていただく中で、町並みの保全に向けて今後とも取り組んでまいりたいと、このように考えておる次第でございます。 ◆8番(大西秀樹議員) 議長、8番。 ○議長(藤本幸作) 8番、大西秀樹議員。 ◆8番(大西秀樹議員) 御答弁ありがとうございました。 最初に、質問番号1の収入のアップ、ふるさと納税1,200万円の根拠というのをお伺いしました。昨日の内藤議員への答弁では、三木市が参考にした自治体の寄附金の平均が21年度ベースで1,500万円となるので、そこから諸経費、必要経費等を差し引いて1,200万円としたということで御答弁されたのかなと記憶しています。今回、また新たに特産品などを送ってという話、説明をいただきました。300名から500名ぐらいふるさと納税していただくと、大体ざっと1,200万円になるのかなというお話をいただいていますが、その効果額というところで、300人から500人という人数の算出はどのようにされたのか。これはあくまでも目標なのかどうかということもあわせてちょっと教えてください。     〔理事北井信一郎登壇〕 ◎理事(北井信一郎) ただいまの大西議員さんの御質問でございますが、あくまでもこれは寄附者の方が自主的にされることでございます。ですから、市のほうから強制的でできるものでもございません。市としてはできる限りの努力をさせていただきながら、1,200万円の目標を達成をしていきたいということでございます。 300人から500人と申しましたのも、基本的に寄附者のほうが一体幾らほどの寄附をしていただけるのか、これは三木市をどれだけ心から思っていただいているのかということにもよると思います。例えば、1人が500万円とか1,000万円とかしていただくことも可能でしょうし、例えばこれはもう浄財でございますから、100円から幾らでもということでございます。したがいまして、あくまでも昨日、内藤先生にもお答えしましたが、1,500万円を最高限度の大体約5万円で割りますと、大体300人になりますし、それから想定をしているものでございまして、それ以上のものではございません。 以上、お答えといたします。 ◆8番(大西秀樹議員) 議長、8番。
    ○議長(藤本幸作) 8番、大西秀樹議員。 ◆8番(大西秀樹議員) わかりました。先程の答弁で、あくまでも目標額ということでの判断でいいようですので、ですので、この広報みきに書いてある改善効果額とはちょっとかけ離れるのかなと思うんですが、これは改善効果額ではなくって、改善の目標額ということにというとらえ方でいいのかなと思うんですが、その辺いかがでしょうか。     〔理事北井信一郎登壇〕 ◎理事(北井信一郎) あくまでも広報のほうには概算というふうに書いてたと思います。あくまでも概算でございます。そこにも書いてましたように、あくまでもその内容については、各種団体と協議及び議会の承認も得る必要がございますので、そうお考えになって結構かと思います。あくまでも概算でございます。 ◆8番(大西秀樹議員) 議長、8番。 ○議長(藤本幸作) 8番、大西秀樹議員。 ◆8番(大西秀樹議員) わかりました。あくまでも概算ということで、広報みきに書かれている1,200万円については、あくまでも目標額、概算ですので、ちゃんとした根拠というのが余りないというふうな認識をさせていただきます。 次の母子父子市民福祉年金の廃止についてですが、子育て施策が充実したということで答弁いただいてます。国の子育て支援策が充実したりということですが、これ先程の話で三木独自の何か子育て支援策にこの財源を充てるとか、これを廃止した後どうするとかという検討は今のところされているのかどうか、あわせてお伺いしたいと思います。     〔理事北井信一郎登壇〕 ◎理事(北井信一郎) 今、大西議員おっしゃいました、あくまでも概算ということでということですが、これは参考に申し上げさせてもらいますと、加西市でありますと1,600万円、それから島根県の出雲市1,200万円、米子市で1,800万円、宇部市で7,000万円弱、これは同じような方法をとってここまでふるさと納税が上がったということでございますので、これを参考にさせていただいてるということでございます。 それから、子育て支援策の関係でございますが、市民の皆様からお預かりしております血税は、国や県、市と言わずに行政としまして市民の皆様の暮らしが豊かになるように、有効、効果的に使わせていただくというのが原則でございます。 そこで、これからの行政運営はこれまでのように国や県、市というのではございませんで、その壁を取っ払った中で行政サービス全体を見定め、それぞれが役割を分担してく必要がございます。 そこで、母子父子市民福祉年金及び出産祝い金の支給につきましては、先程も申し上げましたが、国の児童扶養手当の充実や子ども手当の創設など、経済的な援助の部分が大変充実してきたということから、同様の市の制度を廃止に踏み切ることを決めたものでございます。 一方、身近な市民生活を預かる市の行政としましては、経済的な援助は国に任せる中で、今後、母子父子世帯などの所得そのものを向上できるような、例えばアフタースクールでありますとか、保育所・園、ファミリーサポート事業など、子どもの保育を充実するなど、市民アンケートでも要望の高かった安心して働ける環境づくり、また就職に必要な各種資格取得のサポート、就職相談の充実等々を行っていこうということで、この資格取得のサポートでありますとか、就職相談の充実については、もう既に本年度から、国の変更にも先駆けまして、市として実施しているところでございますので、御理解を賜りたいと存じます。 以上、お答えといたします。 ◆8番(大西秀樹議員) 議長、8番。 ○議長(藤本幸作) 8番、大西秀樹議員。 ◆8番(大西秀樹議員) 御丁寧にありがとうございました。 先程のふるさと納税1,200万円のお話、いただきましたので、僕もつけ加えさせていただきますと、21年度の実績としてはそれだけほかの市町村あるかと思います。ただ、三木市の実績が21年度が何ぼでしたっけ。三木市の実績が21年度で必要経費を除いた分が100万円で、他市とはかなり異なってますので、それを他市のを参考にされて一千何ぼというのは余りにもかけ離れているのかな。目標ということでしたので、僕はその目標を大きく持って納税していただけるように取り組んでいただくように要望します。 それとあと、母子父子の市民福祉年金の廃止と出産祝い金の廃止についてということで、充実してるからほかの子育て支援策のほうに回すことも今考えてるよというお話でしたので、この件についてはまた今度の議会での話になるかもしれませんが、次に回せる、もし回すとするならば、どんな格好で子どもさんたち、子育て世代の方々に協力できるのかということも精査していただいて、また議会のほうで考えさせていただきたいと思いますので、この件に関してはわかりました。 続きまして、質問番号3番の三木市歴史・美術の杜の進捗状況というところで、先程いろいろ答弁いただきまして、一番の問題が地権者の問題であるということで、当然地権者の方がいらっしゃってこそのこれからの進捗になると思いますので、その辺は今僕が質問してるから別に急いでいるわけではなくって、一歩一歩確実に進めていただきたいという思いがあって、こういう質問をさせていただきました。とあわせて、各部署との連携というところ、僕非常に大事なことだと思ってまして、ここの上の丸城址公園、歴史・美術の杜構想の位置だけが反映するとかとか、テーマパークになったりいいとかは僕は全然思ってませんで、三木市の歴史とか文化とかという町並みをすべてトータルに考えた上で、教育委員会、ほかのまち部さんとか、ふれあい部さんとかが協働しながらまちの生活感漂う三木市の生活感がわかってもらえるような歴史・美術の杜にしていただきたいという思いで質問させていただきましたので、慎重に進めていっていただきたいと思います。ただ、大体の目標とか、期日とかというのがあったとするならば、今こうこうこういう状況でこうですよということを、また、お教えいただけたらありがたいかなと思いますので、これも要望にしときます。 引き続いて、景観形成地区指定についてということで、地元との調整や検討の現状についてということで、指定をするのではなくというところで、ガイドラインなども建築課のほうから業者なり建築主さんに配られているというところで、町並みについての取り組みもわかるんですが、当然ここで県から、県が調査したということですから、県は景観形成地区指定に向けて思いがあって取り組まれてたと思うんですね。景観形成地区指定についての打診が県からはあったのかなかったのか、ちょっと教えてください。     〔まちづくり部長長谷川高義登壇〕 ◎まちづくり部長(長谷川高義) 景観形成地区指定についての県から打診があったのかという御質問でございます。 平成18年当初に基礎調査を、建物現況調査をする際に、私どもとしては指定に向けた調査ではなく、あくまでも土地、建物の現況調査をして、その後の方針については市並びに地元の協議会と相談をさせていただいた上で決定していくということを御理解のもと、県が調査をしていただいたものでございます。ですから、今のところ指定に向けてのそういった打診はございません。 ◆8番(大西秀樹議員) 議長、8番。 ○議長(藤本幸作) 8番、大西秀樹議員。 ◆8番(大西秀樹議員) 県からの打診がなかったということで御答弁いただきました。平成18年度からそれが始まっていって、県のほうには市のほうから、向けての調査ではないということを言われてたというのもわかりました。ただ、その後、県からの打診というところで、平成20年の段階で県からの打診はなかったんでしょうか。     〔まちづくり部長長谷川高義登壇〕 ◎まちづくり部長(長谷川高義) 平成20年に県からの打診はなかったのかという御質問ですけども、そういう問い合わせはございますけども、市としてはあくまでも当初の方針どおり住民ルールによるまちづくりを継続していくというような方針でございますので、方針には一切変わりはございません。 以上です。 ◆8番(大西秀樹議員) 議長、8番。 ○議長(藤本幸作) 8番、大西秀樹議員。 ◆8番(大西秀樹議員) わかりました。景観形成についてですが、町並みというのが刻一刻と、先程も申しましたように刻一刻と時間が流れていって景観とか風景が変わってきます。すべて一緒で、終わってからでは遅い、町並みも変わってからでは遅い、今まであった景観がなくなってしまう、そこが駐車場になってるっていうまちがほかにも見受けられます。そのようなことがないように、市としてもまち協さんと地元の方とちゃんと協働でお話しされた上で、市としてもある程度の縛りとか、ある程度のこちらからの提案とか、今なくなってしまうとだめですよと、じゃあこうしましょうよというところは、行政のほうから働きかけていくべきではないかなと思います。 市民の方から言ってくるのを待ってるという状態ではないかと思いますが、その辺もお互いに協働しながら、三木市と市民の方、まち協さんなりとが協働し合って、どうしていこうとかという話をしていったらいいのかなと思います。 先程県からの打診がなかったということでした。その辺が認識の違いかなとは思いますが、県から平成20年度になってから2度ほど市のほうには景観形成地区指定に向けて取り組んだらどうですかというお話はしたという話も伺っております。その辺も、県は景観形成については協力的です。まち協さんもガイドラインをつくっとられますので、ガイドラインをつくってアンケート調査もされてます。ほかに景観に対する取り組みもるるされてますので、その辺もみんな前向きに進んでるような状況やと思うんですよ。その状況を踏まえた上で、再度お話をする機会を持っていただいて、景観形成地区指定に向けてなのか、ちゃんとした景観のどうしようよということをみんなで考えるような機会が必要かなと思うんですが、そのような機会を持って景観形成について取り組むようなお考えはどうでしょうか。     〔市長藪本吉秀登壇〕 ◎市長(藪本吉秀) もともと平成18年度に県からお話があったとき自体も、私自身とすれば消極的な姿勢でございました。もともと県が市のまちづくり云々について、ここをこうしなさい、ああしなさいと、県はもっと広域的な仕事をなされればいいことであって、私ども市民に身近な自治体という形で市役所というこういう役所があるわけでございますので、県からああやこうや言われて動くものではないと。 あわせまして、県は自分たちの予算を消化したいためにこういう事業を持ってきているのではないのかということを当時議論した覚えがございます。県からとやかく、20年度にどう言われたかどうか、大西議員がどこからそれをお伺いになったのかどうかわかりませんけれども、私どもとすれば、市としての考え方があり、議員が言われたように、待ち受けの姿勢で決してこのようなスタンスをとっているわけではございませんので、その辺は誤解があればお解きいただきたいなと思います。 また、まちづくり協議会のほうも、大西議員の言葉をかりれば、景観地区指定等について積極的だというふうな、私は今そういうふうに受けとめさせていただいたんですけれども、こちら議員さんの中にも顧問されてる方々もいらっしゃいますので、皆様方に、議員様同士で、同僚でございますので、御確認されればいいことだと思いますけれども、まちづくり協議会の中で景観の地区指定をし、財産権を制限指定してまでこの景観指定に積極的にやっていこうというお考えには、今のところはない。だからどうこうということではございませんけれども、私どもとすれば、確かに議員おっしゃるところはよくわかります。失われたものを復活するのには大変だということもわかるわけでございます。しかしながら、今住んでいる市民の生活というもの、そのものもございます。そのような中で、今の三木のまちづくりということを考えていったときに、町並みの保全も大切でございますけれども、あれもこれも財源に一定の限りがある中で、一緒にあれもこれも、先程も発達障害の育児支援センター云々という話もございましたけれども、やりたいのはやまやまですが、あれもこれも一緒にということはできません。そのような中で一番プライオリティーは、この不況の時代においてはやはり産業であり、雇用、こういったことに今は力を注がなければならない時期ではないのか、このように考え、取り組んでおるわけでございまして、決して市として後ろ向きのスタンスではないことを申し添え、答弁とさせていただきたいと思います。 ◆8番(大西秀樹議員) 議長、8番。 ○議長(藤本幸作) 8番、大西秀樹議員。 ◆8番(大西秀樹議員) よくわかりました。先程の市長のお話で、あれもこれもではないというお話、当然僕もそうやと思います。あれもこれもという時代では、もうこれからはなくて、あれかこれかという時代です。ただ、県からとやかく言われる筋合いはないというお話ですが、ただ別にそういう敵対関係ではなくて、県からこれどうですかと言われると、そこで、じゃあどうしましょうかというお話もあってしかりかな。それについて前向きに考えていって、市民の方等の賛同を得るのであれば、それを進めていったらいいのかなあと思ってます。 あれもこれもできない時代の中で、時間が過ぎてしまっては取り返しのつかないものばかり今山積してまして、市長のほうも大変苦慮されてるところかなというのはよくわかるんですが、ただあれもこれもとれない中で、非常に難しいとは思いますが、景観についてもこれから失われていくような状況がたくさん見込まれてまいります。上の丸城址公園等々整備される、文化庁からの事業を受けられる、そして観光客を誘致するという方向も聞いとりますし、そのようなことをトータルに考えると、景観というところに一つ手をつけると、もう少し広がった取り組みができるのかなと思いますので、要望として終わりたいと思います。 以上です。 ○議長(藤本幸作) この際、暫時休憩いたします。         〔午前11時54分 休憩〕               ──────◇◇──────         〔午後1時0分 再開〕 ○議長(藤本幸作) ただいまより会議を再開いたします。 休憩前に引き続き質疑並びに一般質問を継続いたします。 7番、米田和彦議員。 ◆7番(米田和彦議員) 7番、議長。 ○議長(藤本幸作) 7番、米田和彦議員。     〔7番米田和彦議員登壇〕 ◆7番(米田和彦議員) こんにちは。市民力米田です。第306回三木市議会定例会に当たり、通告に基づき質疑並びに一般質問を一問一答方式にてさせていただきます。 1点目に、第72号議案、三木市立幼稚園設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 現在、よかわ幼稚園またはみなぎ台幼稚園に就園する園児のうち、吉川町編入の際に吉川町に住所を有している者等に対しては、平成22年度までの経過措置として、三木市よりも低い旧吉川町の保育料及び入園料を適用しております。この度の改正では、平成23年度は平成22年と同額とし、平成24年度から段階的に引き上げ、平成26年度にすべての市立幼稚園の保育料等を統一するとしております。もう既に三木市と吉川町の合併から5年が経過し、より一層オール三木市としての歩みを進めようとしている中で、この度の改正では来年度もまた旧吉川町の制度を継続し、平成24年度から段階的に引き上げていくわけですが、このように経過措置をした上で、さらに激変緩和措置をとるに至った経緯についてお尋ねいたします。 次に、第79号議案、平成22年度三木市一般会計補正予算(第2号)、教育費中、消耗品費についてであります。 小学校管理費185万円、小学校教育振興費130万円、中学校管理費130万円、中学校教育振興費150万円、特別支援学校教育振興費5万円と計600万円が計上されております。3学期を待たずして補正を計上しなければならない事態になっておりますが、これらの消耗品費をこの時期に計上しなければならない理由と、また、これらの消耗品費の用途についてお尋ねいたします。 次に、消火栓ボックス内の物品盗難についてであります。 昨月、市内消火栓ボックスから筒先とスタンドパイプが盗まれる事案が発生しましたが、これまでの調査で把握している被害状況について、発生場所、件数、物品の盗難数及び総損害金額についてお尋ねいたします。 次に、盗難された物品は、火災発生時に地域の方が初期消火のために使用するものであり、冬という季節柄、この時期大変重要なものです。これらの盗難に遭った物品等の補充について、いつまでにできるのか、どこが負担するのか、また、地元負担もあるのかお尋ねいたします。 また、近隣市でも同様の盗難が発覚しているようですが、今後の対応について詳しく御説明お願いいたします。 次に、神戸電鉄粟生線についてでありますが、先に質問があったものについては割愛させていただく項目もございますので、御了承願います。 乗客数は1992年の1,420万人をピークに年々下がり続けており、近年その半数となり、収支は昨年度で12億7,000万円の赤字となっております。今年度から粟生線活性化協議会にて地域公共交通総合連携計画が実施されておりますが、今年度の乗客数や収支の見込みについてお尋ねいたします。 次に、昨日の本会議でもイベント列車や周遊切符、小野駅前駐車場の設置等、活性化策についての話が出ておりましたが、乗客人数やイベントへの参加人数など、活性化策の進捗度についてお尋ねいたします。 次に、来年度に存廃を決定するという報道がありましたが、三木市としての見解をお尋ねいたします。 最後に、播磨内陸医務事業組合についてであります。 播磨看護専門学校を運営する北播磨5市1町で構成する播磨内陸医務事業組合から小野市が脱退を表明されております。当学校は北播磨地域の医療、看護の充実と質の向上を目的に、5市1町が共同で設置した看護師養成所です。近隣市町で、ともに地域医療を支えようという取り組みでありますが、これまでの意義を反故にするような脱退表明でありますが、これまでの経緯をお尋ねいたします。 組合の運営負担金は、各市町ごとに均等割が20%、人口割が80%を占めており、北播磨で最大の人口を抱える三木市の負担が最も多くなっております。もし組合から小野市が脱退した場合、負担金の増額をはじめとする三木市への影響はどのようにお考えかお尋ねいたします。 また、組合及び播磨看護専門学校への影響はどのようなものが考えられるのかお尋ねいたします。 以上で1回目の質問とさせていただきます。     〔教育部長篠原政次登壇〕 ◎教育部長(篠原政次) それでは、72号議案の御質問についてお答え申し上げます。 本来であれば、経過措置の対象外となります平成18年4月2日以降に出生されました幼児が就園されます平成23年度には、保育料金が統一されることになりますが、平成24年度によかわ幼稚園とみなぎ台幼稚園を統合する計画でございますことから、保育料の統一につきましても、この時期に合わせまして経過措置を延長することとしたものでございます。 なお、料金統一によりまして、吉川町の保護者の方々には急激な負担増となりますことから、激変緩和のため平成24年度から平成26年度までの3年間で段階的に引き上げることといたしたものでございます。 以上、お答えといたします。     〔教育長松本明紀登壇〕 ◎教育長(松本明紀) 第79号議案のうち、小・中学校の消耗品費についてお答えをいたします。 学校管理、教育振興に使用する消耗品費予算は、幼稚園、小学校、中学校及び特別支援学校の自主的、効率的な予算執行を推進するために、事務局が直接執行する経費を除き、各学校・園に配当しております。この度の補正予算は、11月末の執行状況見込みにかんがみ、学校の管理運営上及び教育指導上、消耗品費の不足が見込まれることから、増額補正の予算を計上したものであります。 今12月に要望しましたのは、今後3月末まで計画的に学校が消耗品費を使っていただくためでございます。このことにより学校の円滑な運営が図られるものと考えております。 なお、どのようなものに使うかということですが、管理費では蛍光管、掃除用具、コピー代、トイレットペーパー等でございます。 また、教育振興費では、児童・生徒に配付するプリント等に使う上質紙、また、教材として使う色上質紙等、印刷用のインクであるとか、インクマスター等でございます。 以上、答弁とさせていただきます。     〔消防長高谷尚志登壇〕 ◎消防長(高谷尚志) 私のほうから消火栓ボックスの物品盗難の質問についてお答えを申し上げます。 まず、1点目の先月に発覚いたしました市内消火栓ボックス内の物品盗難の被害でありますが、11月21日に別所町花尻区長から農地に消防用ホースが散乱しているという通報がございました。これに端を発しまして、11月25日に下石野区長、同じく石野区長から盗難の被害届を受けてございます。急遽市内全域の区長様へ点検確認を依頼するとともに、各消防団の御協力をいただき、消防署とともに確認をいたしました結果、7自治会で34カ所の消火栓ボックスの被害が確認できました。御承知のとおり、消火栓ボックス内には、筒先1本、スタンドパイプ1本、消火栓キー1個、ホースが2本収納されておりますが、盗難に遭いましたのは、器具の接続部が砲金製、筒の部分が銅製あるいはステンレスの筒先とスタンドパイプのみが被害に遭っております。 被害は国道175号線より西側の集落に集中しており、地区名の詳細につきましては、巴地区が2カ所、西這田南地区4カ所、花尻1カ所、石野9カ所、下石野が5カ所、和田3カ所、鳥町10カ所で、いずれも県道あるいは旧県道沿い地区内道路を移動しながら時間を要せずにとれるような箇所で被害が発生をしております。また、先程議員がおっしゃられましたように、近隣の市町でも小野市、加東市、多可町、丹波市等で被害が発生をしておる模様でございます。 2点目の被害総額でありますが、現在の購入価格に換算いたしますと、筒先とスタンドパイプの計34点が大体37万2,000円となる見込みでございます。 続きまして、3点目の盗難に遭いました物品の補充についての考え方でありますが、消火栓ボックスの設置並びにボックス内の物品につきましては、本来は地域で整備をいただき、市が3分の2を補助することとしておりますが、この度盗難に遭い、警察に被害届が提出されている物品の補充に限り年末年始を控え、早急な再配備と初期消火の対応を図る観点から、地元の負担を求めることなく、年末年始の警戒時期までに配備をするように手配をしておるところでございます。 続きまして、4点目の今後の対策でありますが、議員御指摘のとおり消火栓ボックスの器具は火災発生時において地域住民の方が初期消火の対応に使用される重要な消火施設でございます。緊急時の活用が目的のために施錠することができません。また、消火栓ボックスは地域で設置いただいており、地域で維持管理をなされる施設であることから、平時においていつでも点検確認ができるようにしておかなければならないため、抜本的な対策は今のところございません。しかし、盗難防止の対応策の一つといたしまして、地域住民や自主防災の皆様方の御協力を得て日ごろから不審者等に目を光らせていただき、あわせて消防署や消防団が定期的に行います水利点検や庁外での業務時などにおいて警戒をしてまいりたいというふうに考えてございます。 また、近隣市町との連携もして、警戒を強化していきたいというふうに考えておりますので、よろしく御理解賜りたいと思います。 以上、お答えとさせていただきます。     〔まちづくり部長長谷川高義登壇〕 ◎まちづくり部長(長谷川高義) 私のほうからは神戸電鉄粟生線についての御質問にお答えを申し上げます。 まず、1点目の今年度における粟生線の乗客数並びに収支見込みについてでございます。 平成22年度の粟生線乗客数につきましては、9月末現在で約351万人、対前年比でマイナス2.7%となっております。収支見込みにつきましては、9月末の乗客数が増加していないことから、収支の改善は困難であるというふうに神戸電鉄のほうからは報告を受けております。 2点目の神戸電鉄粟生線活性化協議会の活性化策による進捗についてでございます。 これまで幼稚園児の七夕列車の運行でございますとか、ライブトレインの運行、夏のスタンプラリー、クイズラリー、お出かけガイドの発行、小学校の児童、三樹小学校、平田、広野小学校による夏休みの絵画を車内に掲示するギャラリートレインですとか、鉄道にちなんだトレフェス、あるいはこの秋に、11月に開催いたしました金物まつりとの連携などなどイベントに取り組んでまいりました。 進捗度につきましては、利用客約2万5,000人の利用があったというふうに報告を受けております。 次に、3点目の存廃についての三木市の見解についての御質問でございます。 存廃についての御質問につきましては、昨日、穂積議員、初田議員にお答えしたとおり、県と沿線市と協調して存続に向けて最大限努力をしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしく御理解願います。 以上、御答弁とさせていただきます。     〔理事北井信一郎登壇〕 ◎理事(北井信一郎) それでは、私のほうから播磨内陸医務事務組合につきましての御質問にお答えを申し上げます。 小野市の脱退表明につきましては、北播磨の5市1町でつくります一部事務組合が運営します播磨看護専門学校をめぐる看護学生対象の奨学金問題に端を発しております。 今年度に入りまして、各市が独自の奨学金制度を行うことについて、小野市から各市が奨学金制度を導入するのは、北播磨全体の利益という学校の設立趣旨に反するのではないかとの問題提起がございまして、組合として播磨看護専門学校の学生を対象とした新たな奨学金制度を創設し、各市の奨学金の対象から除外することを取り決めようとしておりました。これについては、11月15日に行われました北播磨公立病院協議会の協議内容、この協議内容は、事前に各市に通知をされ、一たん確認ができていたにもかかわりませず、西脇市長が結論を引き延ばし、判断を保留したためと聞いております。 次に、小野市が脱退した場合の三木市への影響についてでございます。 現在、組合は5市1町で構成しており、その運営費については議員御指摘のとおり、均等割及び人口割で負担金を分担しております。構成市町が1市少なくなると、収入が減少し、残りの各市町で補うとすれば、三木市での負担金の増額は避けられないものと考えておりますが、基本は組合で議論をされ、決定をされて原案が示されるものというふうに考えております。 次に、組合及び播磨看護専門学校への影響についてでございます。 小野市が脱退し、残りの各市町の負担金の合計が現状の金額に達しない場合、組合への収入は当然減少してまいります。組合としましては、さらなる経費削減を迫られるものと推察をいたします。 また、歳入不足が生じるようでございましたら、先程申し上げましたが、加盟の残りの各市町の負担金及び学生におきましては入学金や授業料への影響も懸念されるところでございます。 以上、お答えといたします。 ◆7番(米田和彦議員) 議長、7番。 ○議長(藤本幸作) 7番、米田和彦議員。 ◆7番(米田和彦議員) それでは、2度目の質問を自席よりさせていただきます。 まずは、幼稚園の保育料等の段階的引き上げについてであります。 幼稚園の統合と保育料等の段階的に上げていくというのは、わざわざこのタイミングというものを合わせる必要がないと思いますが、これまでに保護者等から保育料、入園料に対する要望があったのかお尋ねいたします。     〔教育部長篠原政次登壇〕 ◎教育部長(篠原政次) 保護者からの要望があったのかということでございますが、特に保護者からのこうしてほしいというような要望があったわけではございませんが、やはり保護者からの声としましては、急激な負担というのはやっぱり、経済的負担というのは厳しいものがあるというような御意見は聞いております。 以上でございます。 ◆7番(米田和彦議員) 議長、7番。 ○議長(藤本幸作) 7番、米田和彦議員。 ◆7番(米田和彦議員) 4歳児につきましては、来年度から平成26年度にかけて、5歳児に関しては、来年度から平成25年度にかけて毎年段階的に引き上げるという激変緩和措置となっております。激変緩和措置は、支払い義務者の急激な負担増を抑制するためのものであり、毎年払い続けるものであればともかく、幼稚園入園のように1年ないし2年保育であり、保護者も毎年のように変わり、段階的に上がっていくというのは、負担者にはわかりにくい措置ではないかと考えますが、この段階的に引き上げる必要性についてお尋ねいたします。     〔教育部長篠原政次登壇〕 ◎教育部長(篠原政次) 幼稚園、なるほど1年ごとというようなことになるわけでございますが、必ずしも子どもさんといいますのは、1人ばかりではございませんでして、御兄弟の方もおられます。そういった家庭にとってはやはり負担が続くといったようなことにはなります。そしてまた、この度は幼稚園の統合というのも、平成24年に予定するといったような計画をいたしております。そうなりますと、23年度に保育料の値上げがあり、また、24年度に統合があり、こういう経済的、精神的負担を思い図っての措置でございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ◆7番(米田和彦議員) 議長、7番。 ○議長(藤本幸作) 7番、米田和彦議員。 ◆7番(米田和彦議員) それでは、負担の公平性についてであります。 よかわ幼稚園並びにみなぎ台幼稚園と旧三木市内の幼稚園の来年度の保育料及び入園料の負担は、4歳児で年間7万1,000円、5歳児で年間2万5,200円も違います。また、保護者のどちらも編入時に吉川町に住所を有していなかった場合は、よかわ幼稚園並びにみなぎ台幼稚園に通うとしても、旧三木市と同じ負担となります。 合併という特殊な事情があるにせよ、5年も経過し、同じ市立幼稚園で同様の保育を受けるのに負担が異なり、また、同じ幼稚園に通っても負担が異なるというのは、負担の公平性に問題はないかお尋ねいたします。     〔教育部長篠原政次登壇〕 ◎教育部長(篠原政次) この保育料の件につきましては、旧三木市と旧吉川町の合併時におきましては、就学前乳幼児育成環境整備計画の検討を進めていたというような背景で、その時点では新たな制度の実施に伴います新たな保育料金が設定される可能性があったといったようなことから、保育料金を新たな制度に統一するというような形の合併協議がなされたわけでございますけども、就学前乳幼児育成環境整備計画を検討する中で、国の制度もにらみ合わせながら、新たな制度というのは結果として断念したわけでございますが、その後もこの就学前教育環境の整備につきましては、市立幼稚園の小規模化に対応するために、継続的に検討を進めてきたものでございます。なるほど平成23年度から本来であれば統一するべき内容ではございますが、ようやく今日に至りまして、継続的に検討を続けてきた結論としまして、幼稚園の教育環境整備の策定と2幼稚園の統合のめどがつきましたということで、24年度を機にこの統合を図ろうとするものでございまして、もう既にこれまでの期間からそういった差があったものでございますが、それをこの度はなくすために、やはり激変緩和措置というものが必要であるという判断からこういった措置をするものでございます。私としましては、こういう措置をすることによって、できるだけ早く統一をすることによって公平が図れるものというふうに考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ◆7番(米田和彦議員) 議長、7番。 ○議長(藤本幸作) 7番、米田和彦議員。 ◆7番(米田和彦議員) この度の改正では、平成26年度になってやっと全三木市統一の額となります。合併から約10年もかかることになります。もう既に5年が経過しております。今回の事象のみならず、三木市または吉川町との壁をしっかり取っ払って、旧三木市、旧吉川町がともに歩んで発展していけるように関係各者と連携をとって調整していっていただきたいと願います。 これについては以上です。 次に、教育費の補正予算の消耗品費についてであります。 平成20年度、市内の学校における消耗品費は軒並み1割カットされ、それ以降足りない分は補正を組むという状況となっております。プリント代が足りないという話も、今に始まったことではありません。この度の補正予算説明書に計上されている消耗品費は、教育費にかかわるもののみとなっております。今の時点では、市行政での予算は事足りており、片や学校という子どもたちの教育にかかわる重要な予算が足りない状況です。昨年度も補正で対応しておりますが、教育長として教育現場に穴をあけるかもしれない事態にどのようにお考えかお尋ねいたします。     〔教育長松本明紀登壇〕 ◎教育長(松本明紀) 昨年度補正を組んだということですが、昨年度につきましては、光熱水費を学校、苦労しまして、随分と節電、節水をして水光熱費で余裕ができたために、同じ需用費ということで、いわゆる補正措置はしておりません。ところが、今年度につきましては光熱水費、他の需用費等の余裕がないために改めてこの場で補正をお願いするものでございます。しかしながら、米田議員の言われたように毎年補正を組むような事態にならないように今後ともやっていきたいとは思っております。 以上でございます。 ◆7番(米田和彦議員) 議長、7番。 ○議長(藤本幸作) 7番、米田和彦議員。 ◆7番(米田和彦議員) 今、教育長のほうから補正を組むことのないように対応するというお話だったんですけれども、地方公共団体は最少の経費で最大の効果を出すというのを求められております。ただ、今の現状でありますと、その最少というものが足りていないのではないでしょうか。今年度の補正であったり、昨年度の流用であったり、おととしの補正であったり、こういった補正予算を踏まえて来年度の予算にどのように反映するのか、つまり今年度よりも増額するのかどうかお尋ねいたします。     〔教育長松本明紀登壇〕 ◎教育長(松本明紀) 平成20年度、21年度、それから今年度の状況にかんがみ、今後予算要望については精査をしてまいりたいと、そのように考えております。     〔市長藪本吉秀登壇〕 ◎市長(藪本吉秀) まず、先程市のほうでは予算が足りておきながら、教育費のみ削っておると、このようなことを議員からおっしゃられました。教育長は要求されるほうであり、編成するのは市長の責任でございますので、誤解が生じておりますので、お話をさせていただき、また今年度の予算の要求方針ではなくて、編成という形で私の市長の立場でお答えをさせていただきたいと思います。 まず1点目のほうでは、私ども市のほうの当局とそれから学校当局とで差異を設けたことは一切ございません。どちらも対前年比という形でいきますと、10%カットという形で市の庁舎でかかわる事務費、用品についても、消耗品についても、それは議会事務局も通じてでございますが、皆さんが一律に努力されて10%減で回してきてるということでございます。しかし、学校現場においてもいろいろ御苦労されておられるわけでございますが、この度のような形で補正の御審議を賜っておるという形でございますので、誤解のないようにしていただきたいと思っております。 また、今年度につきましての私ども予算編成方針におきまして、教育費において一部何か保護者のほうの方からでも一部負担金を取るという話も、どなたが申し上げられたのかわかりませんが、そういう話が一部流布されておられますので、私どもにとりましては大変心外に思っております。そういった実態は一切ございません。したがいまして、教育費についた予算編成については十分意を用いた編成方針で対応してまいりたい、このように考えております。 以上です。 ◆7番(米田和彦議員) 議長、7番。 ○議長(藤本幸作) 7番、米田和彦議員。 ◆7番(米田和彦議員) お二人より御答弁いただきありがとうございました。 今のお話を踏まえまして、来年度におきまして、この時点で教育費の消耗品費が足りないということにならないように努めていただきたいと思います。 次に、神戸電鉄粟生線の活性化についてであります。 活性化協議会等において市内業者に神鉄利用を促していくとの話があったのを記憶しております。昨日の本会議においても、市職員による公共交通機関の利用についても少し触れておられましたが、現状の市職員の通勤利用者数についてお尋ねいたします。     〔企画管理部長椿原豊勝登壇〕 ◎企画管理部長(椿原豊勝) 先程の御質問につきましては、職員の公共交通機関での通勤手段のはずということでございます。神鉄でございますか。直近で通勤方法を調査したところ、私の記憶では約5%程度の職員が公共交通機関を活用してると、利用してるというふうになっております。そのうち大部分のものが神戸電鉄を利用しているということでございますので、数にして50名を切る数字だというふうに理解しております。 以上、御答弁といたします。     〔まちづくり部長長谷川高義登壇〕 ◎まちづくり部長(長谷川高義) 先程、椿原企画管理部長の人数に若干差異がございましたので、私のほうから答弁させていただきます。 12月現在で神戸電鉄を利用して通勤している職員数につきましては、17名というふうになってございます。また、職員に啓発ということで職員向けにはパソコンの掲示板などによりまして、出張時など積極的に利用を図るようにと、利用促進につながる、また、イベントの開催の案内など、参加をするように周知を図っているところでございます。 また、活性化協議会の取り組みにつきましても、各施設の公民館、市の施設においてPRをするなど、利用促進に向けたチラシの配布などを行っております。 以上、答弁とします。 ◆7番(米田和彦議員) 議長、7番。 ○議長(藤本幸作) 7番、米田和彦議員。 ◆7番(米田和彦議員) 市職員全体で17名というのは、極端に少ない数字なのではないかなと思うんですけれども、もちろん三木市のこの庁舎の場所であったり、駐車場の広さであったりというのを考えると、もちろん車で通勤するほうが便利ですので、わからないでもないんですけれども、神鉄の経営状況であったりとか、三木市、また、小野市と、また、神戸市と一緒になって神戸電鉄に乗ってほしいと、こういう要望をしているのにもかかわらず、この現状というのはちょっと何か物足りないものがあるんじゃないかなと思うんですけれども、大量輸送のできる公共交通機関の利用というのは、環境にも優しい通勤手段でもあります。このような状況下で、さらなる市職員への神鉄利用の呼びかけをお願いしたいと思います。 次に、昨日の答弁におきまして、今後、三木、小野両市の若手職員による会で新たな活性化策を検討していくとのことでした。ただ、来年度中に神鉄の存続判断が出るかもしれない状況下であり、これからの約1年あるかないかで乗客数の増や収支の改善という結果や、神鉄を存続させようという市民の機運が上がらなければならないと思いますけれども、新たな対応策を早期に展開していくお考えがあるのかお尋ねいたします。     〔まちづくり部長長谷川高義登壇〕 ◎まちづくり部長(長谷川高義) 先程答弁、御質問のございましたとおり、小野市と連携して若手職員による活性化に向けたプロジェクトということで、今現在関係市と調整を図っておる段階でございます。年内には第1回の会合を持ちたいというようなスケジュールでおります。 また、今後の活性化につきましては、7カ月を過ぎましたけども、やはり今までの効果を検証をする必要がございます。来年1月から今までの評価をして、今後の活性化策について再度検討してまいりたいというふうに考えております。 以上で答弁とします。 ◆7番(米田和彦議員) 議長、7番。 ○議長(藤本幸作) 7番、米田和彦議員。 ◆7番(米田和彦議員) それでは、播磨内陸医務事業組合についての質問をさせていただきます。 11月15日の北播磨公立病院協議会での議論により、小野市脱退の話が出て、それを受けて17日に市長コメントという形で小野市長の主張は筋が通っておりと、最終決定に至る半ばで脱退を容認するかのようなコメントを出されております。小野市が脱退すれば、三木市だけにとどまらず、北播磨全体に影響があることとなりますが、この時点でこのようなコメントを出された真意を問います。     〔市長藪本吉秀登壇〕 ◎市長(藪本吉秀) まず、議員が御質問の一番最初に触れられた中で、小野市の脱退というのが北播磨全体の和を乱すような、そのような御趣旨での発言がございました。これは議員としてもさることながら、米田議員は播磨看護専門学校の組合議員の一員でもございます。そのような中におきまして、今回の小野市が脱退に表明をされるに至ったるるの経緯というものをよく十分御承知の上での小野市に向かっての発言なのかどうか、逆に小野市に対して失礼な組合議員としての発言ではないのかということが、私自身としては危惧する次第でございますが、いずれにいたしましても、この問題は、先程おっしゃられました先月の15日に初めて端を発した問題ではございません。これは三木市等をはじめといたしまして、新たな奨学金制度をつくったことに対しまして、4月以降、小野市長がるる一貫として主張されておられたこと、それが半年もたつ中で、そしてすべての決定できる各市町、そして各病院長、そして各事務部長、すべてがそろっておられる中でのやりとりを踏まえた中で、市長として、私三木市長としての考えをその場でも述べさせていただいたことを、そこで公の場でホームページという公器を使わさせていただく中で発表させていただいた次第でございまして、市民の方々にはなかなか見えない世界でございますので、その協議会での場の私の意見をそのままホームページで伝えさせていただいたと、それまででございます。それ以上の真意もございません。 以上です。 ◆7番(米田和彦議員) 議長、7番。 ○議長(藤本幸作) 7番、米田和彦議員。 ◆7番(米田和彦議員) 最初の答弁からもお答えいただきましたように、やはり小野市が脱退されるというのは、小野市を除く4市1町にかなりの影響が出ると考えられます。費用負担であったり、看護師確保という点からも、やはり現状の5市1町で組合運営をしていくのがベストだと思います。 北播磨最大の三木市の代表として、小野市、また西脇市を説得して、今の現状のまま続けるような考えがあるのか、それともこの問題に関してはもう傍観していくのかお尋ねいたします。     〔市長藪本吉秀登壇〕 ◎市長(藪本吉秀) 一々言葉じりをとらえるつもりはございませんが、傍観しておるわけではだれもございません、その辺だけ。また、あなた御自身も組合議会の議員としてそれでは傍観されておられるんでしょうか。組合議員の議員としてどういうふうな御意見をお持ちなのか、それについては一言もお触れにならずして、私どもの態度を傍観と決めつけるような御表現は今後慎んでいただきたいなと思いますが。いずれにいたしましても、米田議員の御主張は、いわゆる負担増という財源的なその経費の、どう言ったらいいんでしょうか、そういう数字の世界のみでこれをおっしゃっておられるのかどうか私にはよくわかりませんが、私どもといたしましては、コメントでも述べさせていただきましたように、何度も何度も協議を重ね、傍観するのではなく、自分の意見もきちっと言う中でこのような事態を迎えております。これは小野市という一つの他の三木市とは違う自治体、そしてそれを構成されている小野市民が選ばれた議会の御判断がございます。これからはそういった御判断になられるわけでございますけれども、自治というのは、やはり相手側のそこまで立ち入るということはできないのではないでしょうか。ちなみに小野市が抜けられたときの三木市の実質的な交付税を除いたときの負担増というのは、約160万円相当になるわけでございますが、金額の多寡を申し上げておるのではなくて、これはあくまでも本当に半年間かけてきた議論の中でございますので、その点をよく御理解の上、また組合議会でも十分御審議賜りたいと思います。 以上です。 ◆7番(米田和彦議員) 議長、7番。 ○議長(藤本幸作) 7番、米田和彦議員。 ◆7番(米田和彦議員) 小野市の脱退によりまして、小野市民病院での実習というものもなくなるのではないかと推測されますけれども、それによってこれまで小野市のほうで確保されておりました看護師の確保という面で、やはり小野市が脱退するとその部分がなくなる。3年後に三木と小野両市で統合病院を控えております。この看護師の確保というのは、医師の確保と並んで同じように重要なものでありまして、やはり脱退すると、その部分というのが一部欠けてしまうのではないか。先程費用面というものもありましたけれども、やはり看護師の確保っていうのがすごく重要なものなんじゃないかなと思うんですけれども。それにつきまして、今費用面のことを市長はおっしゃられましたけれども、看護師の確保について北播磨全体として、また、三木市、小野市として、また、統合病院を迎えるものとしてどのようにお考えなのかお尋ねいたします。     〔市長藪本吉秀登壇〕 ◎市長(藪本吉秀) 小野市民病院が最終的にどのように看護師を確保するかまで干渉するということは、内政干渉になると思っております。しかしながら、小野市も三木市もあと数年後には一つの統合病院を構成するわけでございます。したがいまして、その辺のことにつきましても、小野市なりに十二分に脱退された後どのように確保されていくのか、今でも加入をされていなくても圏域外に行かれておられる看護師の方々もいらっしゃいます。その辺のことも十二分に考えられての小野市長としての御判断であろうかと思いますし、それを受けての小野市議会の判断にこれからなってこようかと思う次第でございます。どうかその辺は私どもとすれば全然全く懸念は一切いたしておりません。 以上です。 ○議長(藤本幸作) 以上で通告による発言は終わりましたので、これにて質疑並びに一般質問を終結いたします。 ただいま議題といたしております第71号議案、三木市住民基本台帳カード利用条例の一部を改正する条例の制定についてから第84号議案、平成22年度三木市下水道事業会計補正予算(第1号)までの以上14件は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおりそれぞれ所管の常任委員会へ付託いたします。               ──────◇◇────── △散会 ○議長(藤本幸作) お諮りいたします。 明11日から21日までの11日間、本会議を休会し、議案付託表のとおり各常任委員会において議案を審査願うことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤本幸作) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 次の本会議は12月22日午前10時から再開いたします。 本日はこれにて散会いたします。         〔午後1時53分 散会〕 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。              三木市議会議長     藤  本  幸  作              会議録署名議員     内  藤  博  史              会議録署名議員     安  居  圭  一...